TOP > 妊娠と不妊症について考える > 女性の不妊原因…排卵障害…

女性の不妊原因…排卵障害…

不妊には、様々な原因が考えられます。
生活環境の変化によって生じる、様々な身体的変化…特にホルモンバランスの乱れは、不妊症を発症する一因となっています。女性のホルモンバランスの乱れは、「卵子が育たない」「仮に卵子が育っても、排卵まで至らない」…つまり、「排卵障害」を併発する可能性が往々にしてあります。

ここでは、具体的に「排卵障害」について触れてみます。
排卵とは、細胞分裂を繰り返してできた成熟卵子が、卵巣から排出されることをいいます。当然、正常な排卵ができていれば、卵子は精子と受精→受精卵となり、妊娠することができます。

ここで、1つの疑問が生じます。何故、排卵障害とホルモンバランスの乱れに密接な関係があるのでしょうか。
脳内には、ホルモンの中枢を司る視床下部があります。視床下部の下に位置する脳下垂体は、視床下部によってホルモン分泌命令を受け、あるホルモンを分泌します。それが「卵胞ホルモン」と「黄体化ホルモン」です。つまり、女性の身体は脳下垂体から分泌された「卵胞ホルモン」と「黄体化ホルモン」の刺激を受けることで、排卵が行われているのです。
「排卵障害」の場合、こうした一連の仕組みのどこかに異常をきたすことで、排卵が正常に行われなくなるわけです。そして「排卵障害」によって、月経にも異常が現れてきます。生理が何ヵ月もこない(=無月経)/月経周期が異常に乱れる(=生理不順)…また出血が頻繁に起こる場合も…(この場合、出血を伴ったとしても排卵をしていません)…
また「排卵障害」を引き起こす原因の1つとして、心因性の場合も挙げられます。
上記で少し触れましたが、生活環境の変化によるストレスや疲労、さらには無理なダイエットや不規則な生活を続けることによって、「排卵障害」を引き起こされるとも考えられています。そして女性の不妊原因が「排卵障害」である場合、その治療法としてホルモン治療が挙げられます。ホルモン治療では、排卵誘発剤(=クロミッドなど)を服用します。排卵誘発剤を月経周期5日目から5日間服用することで、卵胞(=卵子の入っている袋)を人為的に成長させ、排卵を誘発させるのです。しかし「排卵障害」が重度の場合、排卵誘発剤の効き目がないこともあります。その場合、ゴナドトロピン療法といってHMG薬剤を注射します。
その他の治療法もありますが…とにかく早く医師へ相談することが、一番の治療法といえます。