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基礎体温と排卵の関係って?

計画的、効率的に妊娠を行いたい場合、自分の排卵日を知っておくと役に立ちますが、基礎体温をつけておくと、排卵を予測し、タイミングよく性交渉を持つことが可能となります(これをタイミング療法と言います)。
女性の体は、卵巣が卵胞ホルモンを分泌すると卵子が成熟してゆき、排卵が起こります。その後、黄体ホルモンが分泌されるようになり、子宮の内膜が厚く成長します。この子宮内膜は、受精卵を赤ちゃんに育てるためのベッドになり、排卵した卵子が受精しなかった場合は、はがれおちて経血になります。

黄体ホルモンが分泌されると、体温は1℃前後上昇します。この体温が上昇する時期を「高温期」と呼び、正常に排卵が行われている場合、高温期に入る直前に排卵が起こることがわかっています。
排卵したかどうかや、体温が上がったかどうかは、わずかな差ですので感覚で掴むことはほぼ不可能ですが、基礎体温をつけグラフにすることによりこの温度変化を目で見ることができ、どのタイミングで排卵を迎えるかが予測できるようになる、というわけです。

基礎体温は、まずは3ヶ月ほどつけてみてグラフにしてみましょう。基礎体温のグラフを観察すると、大まかに、体温が低い時期と、体温が高い時期とになっていませんか?これを「二相性」と言います。

基礎体温を見て、正常に排卵が行われているかどうかをチェックするには、3つのポイントがあります。

ひとつ目は、二相性になっているかどうか。もしも、まったく二相性になっておらずバラバラの場合は、きちんと排卵が起こっていない可能性があります。ただし、完璧でなくも、ある程度二相性になっていれば大丈夫です。
次に、低温相と高温相の体温の差が0.3℃以上あるかどうか。温度変化が小さい場合、黄体ホルモンがきちんと分泌されていない場合があります。
最後に、高温相の期間をチェックしましょう。高温期はだいたい14日前後続くことがわかっています。この期間が10日以内と短い場合も、黄体ホルモンの機能が弱く、やはり排卵がきちんと行われていない可能性があります。


このように、基礎体温をチェックしてみると、排卵が行われているかどうかを予測することが可能です。ただし、「基礎体温が一番下がったときが排卵日」と解説しているWEBサイトや本などが多いですが、「排卵を迎え、黄体ホルモンの働きが活発になった結果、体温が上昇する」現象がグラフに表れているのであって、必ずしも、「低温相の最終日に排卵が起きている」わけではありません。基礎体温表からみる排卵日はあくまで予測。むしろ、「妊娠するチャンスの期間」程度にとらえることが大切です