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不妊症治療と男女の相性

妊娠が成立する条件というのがあって、この条件5つが全て揃っていないと妊娠できません

受精能力のある卵子が正常に排卵されている(女性)
受精能力のある精子がつくられ、正常に排精されている(男性)
精子と卵子が正常に受精できる(男性と女性)
子宮で受精卵が着床し、子宮内で胎児を育てることのできる(女性)
お互いの精子や卵子に対する免疫機能や受精するための酵素の適合性(男性と女性)

この5つの条件のうち、1つでも正常な働きがなされていない場合は、不妊になりやすいとされています。

妊娠にも「男女の相性がある」といわれています。この相性は、生活を送る上での夫婦の心の相性ではなく、この相性とは、「お互いの精子と卵子の受精しやすい相性」ということです。男性の精子と女性の卵子との適合性のことをいます。

女性の性器の入り口である膣は、胎児を育てる子宮への異物・細菌等の侵入を防ぐ働きのある粘液で守られています。この粘液は精子も異物として当然攻撃しますので、この攻撃を突破できる逞しい精子でなければなりません。次に精子が卵子まで辿り着いたとしても、卵子には、透明帯や卵胞細胞といった膜で守られています。精子は、これらの卵子を守るバリアを突破して、中の卵子まで辿り着かなければ卵子と受精できません。精子は、このバリアを突破するために酵素という武器を持っていて、卵子のバリアを溶かして中に侵入し、卵子と受精できるのです。

男性の精子が、女性の性器の防御に勝つことができる強さと酵素を持っている男女の組み合わせ、これが妊娠できる「男女の相性」です。この相性が良くないと、男女どちらも性器に異常がなくても妊娠できないのです。